【知事一問一答】まん延防止解除「全面オープンではない」(22年2月16日)


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記者の質問に答える玉城デニー知事=16日午後、県庁(代表撮影)

 16日の記者会見で、玉城デニー知事と報道各社の主なやり取りは次の通り。

 ―再拡大を起こさないための対策は。

 「会食ができる状況になっても、4人で2時間以内、1次会で切り上げるなどしっかりと感染防止に取り組んでほしい」

 ―宮古圏域では若者世代の再流行に懸念がある。全域解除での懸念はあるか。

 「全面オープンではない、という気持ちを持ってほしい。流行状態も高止まりが続いている。宮古、八重山からも報告を受け、対応を続けたいということを確認した」

 ―感染が再拡大した場合、ゴールデンウイークに自粛を強いられることにならないか。

 「過去の経験から人が大規模に移動する季節の後に流行するというデータも出ている。ゴールデンウイークも全国で行き来ができる環境を作りたいし、夏は自由を謳歌(おうか)してほしい。今の取り組みが、4月~8月に影響していくことを意識してほしい」

 ―専門家会議で「解除は賭け」との意見があった。県の判断に「賭け」の要素が入っているか。

 「賭けという感覚で判断することがあってはならない。会議では、業界や県民の取り組みの点検・継続が必要だという意見も踏まえて判断した。県としてもしっかり取り組んでいきたい」