浦添工高生、SDGs雑貨を那覇空港で販売 沖縄の魅力をデザインに 2月28日まで


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SDGsと沖縄をテーマに制作した小物雑貨を販売している浦添工業高校の生徒たち=17日、那覇空港内売店コーラルウェイ

 浦添工業高校の生徒がデザイン、制作した小物雑貨が28日まで那覇空港内の売店コーラルウェイで販売されている。17日、生徒を代表して4人が店頭に立ち、観光客らに商品をPRした。売店運営のJALJTAセールス(佐々木政茂社長)とのコラボ企画で、SDGsと沖縄をテーマに、エコバッグやコップ、マスクケースなど約80点を販売している。

 制作したのはデザイン科3年生の約45人。観光客と県民、どちらにも沖縄の魅力を改めて感じさせるデザインを考えた。これまで社会科の授業などでSDGsを学んでおり、今回はゴール12「つくる責任 つかう責任」など五つのゴール達成を目標に掲げ、商品のそばに説明パネルも設けた。

 制作に費やした時間は約半年。新型コロナウイルス感染拡大による臨時休校や分散登校が続き、思うように共同作業ができなかった。

 辺土名奏位(かない)さん(18)は「それでも商品という形にできて良かった。SDGsについて友だち同士で考えを深めることもできた。手に取ってもらった人に、沖縄の魅力と自分にできる取り組みについて考えてもらえるとうれしい」と話した。
 (嘉数陽)