「答えは一つじゃないよ」 りゅうPON!のてつがくカフェで子どもらが考えた


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てつがくカフェで輪になって語り合う参加者=20日、那覇市泉崎の琉球新報社(喜瀨守昭撮影)

 答えが一つとは限らない問いについて語り合う「第6回りゅうPON! てつがくカフェ」が20日、那覇市泉崎の琉球新報本社であり、園児から小中高生と保護者ら20人が参加した。大人と子どものグループに分かれて、話し合う「問い」を決め、じっくり、ゆっくり考えながら対話を重ねた。

 新報小中学生新聞「りゅうPON!」で連載中の「てつがくカフェ」のコーノさんこと河野哲也さん(立教大教授)と、立教大などの学生3人が進行役を務めた。

 グループに分かれて円形に座り、「問い」を決めることからスタート。どんな時に恥ずかしいと思うのか語り合ったグループは「周りができているのに自分だけできないこと」「自信を持っていたのにできなかった時」などの意見が出た。

 「できない」との共通点を踏まえ「できないことはなぜ恥ずかしいのか」とさらに問いを変え、互いの考えを共有し合った。

 沖尚高2年の伊波泉紀(みのり)さん(17)は「普段、自分が考えていることをいざ言葉にして伝えようとすると難しいなと感じた」と感想を語った。

 午前中の進行役(ファシリテーター)養成講座には13人が参加した。(新垣梨沙)