中山氏「経済再開で元の生活に」 候補者第一声 石垣市長選


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ガンバロー三唱で気勢を上げる中山義隆氏(左から2人目)と支持者=20日午前、市浜崎町の選挙事務所前

 【石垣】20日に告示された石垣市長選は、前市議の砥板芳行氏(52)と現職の中山義隆氏(54)=自民、公明推薦=による一騎打ちが確定した。投開票日の27日に向けて、両候補は出発・出陣式で第一声を上げた。中山氏は新型コロナウイルス感染症対策や経済回復に向けた取り組みの加速化を訴え、国政と連携した市政運営の継続を呼び掛けている。砥板氏は長期市政の転換を訴え、自衛隊配備計画の賛否を問う住民投票実施、大型開発計画の検証など現市政との対立軸を打ち出している。(西銘研志郎、佐野真慈)

 昨年、一昨年とコロナ禍で厳しい中、多くの人の力を借りながらコロナ対策を進めてきた。市民の協力で、どこよりも早くワクチンを打てた。今後はこの態勢をさらに強化し、コロナに強いまちをつくる。そして観光客を呼び戻し、石垣の経済を再び動き出させ、市民生活を元に戻す。

 選挙を戦うには大義が必要だ。相手候補が「チェンジ市政」「独善的だ」と言っている。私は市長として、誰か一人が利益を得るというようなことは排除してきた。「市民に幸せを分け与えることができるか」「どれだけこの島を豊かにすることができるのか」を念頭に仕事をしてきた。今回の選挙の大義、わが方にある。