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ボリビアのオキナワ第1移住地にあるオキナワ第一日ボ学校が2018年に高等科3年(日本の高校1年)を開学して、昨年12月18日に初の卒業生を送り出した。卒業後は、オキナワ移住地から約90キロ離れたサンタクルス市にある大学への進学や、就職などそれぞれの道に進む。
卒業生は比嘉貞雄さん、中田唯さん、西平さやかさん、岸本スアレス大希さん、カワシリ・シルレイさん、メディナ・ディアナさんの6人。
中田さんは「創立34年にして初めての、高校の部の卒業生となったことを誇りに思う。祖父母が一生懸命築き上げてくれた伝統ある学校であり、日本語だけではなく沖縄の文化伝統も学べる。これからもこの素晴らしい学校が続くように、生徒が増えてほしい」と願いを込めた。
井上久美校長は「第1回の高校生卒業式を挙行できた。今までご支援、ご協力してくださった各団体、保護者、地域の皆さまに心より感謝を申しあげる。第1回生として卒業した6人の皆さんには、日ボ校で学んだこと、行事などを通して得た経験と言う財産を貴重な宝物として、それぞれの夢に向かって頑張ってほしい」と話した。
同校は1987年に設立した。本年度の園児と生徒数は111人、教職員は28人。
午前中はボリビアの教育課程に基づいて国語や社会などの必須科目をスペイン語で受け、午後は日本語の授業を実施する。小学校、中学校、高校までの一貫教育を行っている。
(安里玉元三奈美通信員)