アスティーダ快勝 彩たまに3-1 吉村が真価を発揮、激戦競り勝つ


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 卓球ノジマTリーグの琉球アスティーダは22日、東大阪アリーナでTT彩たまと対戦し3―1で勝利した。通算成績は7勝12敗。第1マッチダブルスを有延大夢、宇田幸矢が2―0でストレート勝ちし、第2マッチシングルスの木造勇人が3―1で勝利した。第3マッチシングルスの吉村真晴が3―2で粘り勝ちを収めた。次戦は26日、埼玉県の朝霞市総合体育館でTT埼玉と対戦する。


吉村真価、激戦競り勝つ ファイナル進出に望み
 

第3マッチ フォアハンドで攻めるアスティーダの吉村真晴=22日、東大阪アリーナ(アスティーダ提供)

 負ければプレーオフファイナルへの道が閉ざされる崖っぷちの状況で、各選手が役割を果たし、底力を見せた。

 第3マッチシングルスの吉村真晴主将が真価を発揮した。1ゲームずつを奪い合って並んだ第3ゲーム。1―6から6連続得点を奪うなど勢い付いて逆転勝利。第4ゲームは8―2から敗れるなど出入りの激しい試合となったが、最終5ゲームは激しいラリー戦を制して競り勝った。「曽根翔選手と対戦したくてオーダーも狙っていた。サーブやレシーブの配球を変化させて相手のミスを誘うことができた」と作戦が功を奏した。

 第2マッチシングルスの勝利でチームを勢い付かせた木造勇人は「試合が進むうちに戦術や流れをいい方向に持っていけた。接戦の場面で得点できた」と要所で勝負強さが光った。

 東京は既にシーズン1位を決めており、彩たまと岡山、4位の琉球で2位争いを繰り広げている。

 残り2戦での勝利が絶対条件でファイナルに向けて背水の陣で臨む。吉村主将は「勝つことが前提だが、ファイナルを諦めていない。チーム一丸でもう一度チャンピオンをつかみたい」と望みをつなぐ。

 (大城三太)