玉城知事「優良農作物の継承に寄与」 種苗条例の制定に意義を強調<県議会代表質問詳報>


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沖縄県議会

 2月定例会に提案されている「県農作物の種苗の生産に関する条例案」について、玉城デニー知事は「優良な農作物の提供と沖縄の伝統的な食文化の継承に寄与する」と制定の意義を述べた。生産者にとっては、将来的に県の奨励品種などの良質な種子や苗の供給を受けることが可能になるとした。翁長雄治氏(おきなわ南風)への答弁。

 大城憲幸氏(無所属の会)は市町村民所得で南北大東村が県内トップに位置するのは、域内自給率の高さが関係するか聞いた。宮城力企画部長は域内自給率には触れず、「両村は人口に占める就業者の割合が高いことと、農家当たりのサトウキビ作付面積が県平均より4~5割高いことが主な要因」と説明した。
 (梅田正覚)