配偶者規程に事実婚と同性婚も ペットの忌引き休暇も新設 北中城観光協会


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新たな就業規則を策定した北中城村観光協会の職員(提供)

 【北中城】北中城村観光協会がこのほど、新しい就業規則を策定した。配偶者の規定に事実婚と同性婚も含めたほか、ペットの忌引休暇も盛り込むなど、「地域や職員の健康と幸せ」を土台に練り上げた。多様な人材確保や長時間労働の解消、職員の健康増進を目的としている。

 同協会は2016年8月に設立。雇用条件の課題などから、設立から約5年間の離職率は80%以上だった。2021年6月に島田勝也氏(沖縄大学・地域研究所特別研究員)の会長就任に伴い、活動指針を新たに構築した。就業規則では、夏期休暇や長期勤続休暇、ペットが死んだ際の忌引休暇を新設。併せて給与規則も改正した。

 同村観光協会の又吉演事務局長は「県内でもこういう動きが広がれば」と語った。就業規則は同協会のホームページで公開している。

(新垣若菜)