沖縄のDV被害相談1939件 9割以上が夫や男性パートナーからの暴力 12月末時点


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 沖縄県配偶者暴力相談支援センターに寄せられたドメスティックバイオレンス(DV)被害の相談件数が、2021年12月末時点で1939件となり、前年度同期比で約3割増加していることが24日、分かった。

 同日の県議会2月定例会で、名渡山晶子子ども生活福祉部長が玉城ノブ子氏(共産)の質問に答えた。

 県青少年・子ども家庭課によると、同センターなどに寄せられるDV相談件数は近年増加傾向にあり、18年度は1761件、19年度1942件、20年度は2092件となっている。9割以上が男性の夫やパートナーから身体的、精神的暴力という。県は一時保護施設への避難や、加害者のつきまといを防ぐため裁判所への保護命令手続きの支援なども行っている。

 (嘉陽拓也)