任期満了に伴う27日の石垣市長選で、現職の中山義隆氏(54)が新人で前市議の砥板芳行氏(52)に2454票差を付けて4選を決めたことを受け、玉城デニー知事は28日午前、記者団の取材に「市民の判断だ」と語った。
玉城知事を支える「オール沖縄」勢は砥板氏を支援した。1月の名護、南城両市長選でも「オール沖縄」の推す候補が敗れている。玉城知事は「オール沖縄」勢の体制立て直しについて問われ「オール沖縄の勢力を広げるための選挙ではなく、有権者の審判を仰ぐという本来の選挙の目的を考えていただかないといけない」と語った。
砥板氏の敗因については「住民の方々が選んだ結果で、私たちから勝因、敗因ということで一喜一憂することはない」と述べるにとどめた。