テラスホテルズ5連敗 オムロンに16-34 攻撃かみ合わずミス連発


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ザ・テラスホテルズ―オムロン 前半、ポストプレーからシュートを決めるテラスホテルズの佐藤未来=1日、名護市の21世紀の森体育館(大城直也撮影)

 日本ハンドボールリーグ(JHL)第24週第1日の1日、女子のザ・テラスホテルズは名護市の21世紀の森体育館で、オムロンと今季第16戦を行い、16―34で完敗した。5連敗で通算成績は1勝15敗。順位は10位のまま。テラスは前半立ち上がりから攻撃がかみ合わず、大きく引き離された。後半はポスト攻撃や速攻などで勢いを取り戻すが、オムロンの強い攻めを防げなかった。次戦は5日午後2時半から富山県のアルビス小杉総合体育センターでプレステージ・インターナショナルアランマーレと対戦する。

 当たりの強いオムロンに気後れしてしまったようにザ・テラスホテルズは前半で大きく崩れた。簡単なミスを連発。この一戦にプレーオフ進出が懸かった現在3位の格上チームの勢いを止められなかった。

 立ち上がりからポストへ簡単にパスを通されるなど失点を重ねた。時間をかけて攻撃を組み立てるべきところを、早いテンポでシュートにいってしまい、逆速攻の好機を何度も与えてしまった。

 けがで主力が抜けるなどポジション変更を迫られ、シーズン終盤で難しいチーム運用となっていることも少なからず影響している。そうした中で出場機会を得て気を吐く選手もいる。けがで苦しんできたポストの佐藤未来は後半戦になってコートに立つ時間が増えてきた。

 本来はポストの中山朋華がバックに入った時などに力を発揮。この日も後半に巧みなターンから得点するなど2得点を挙げた。持ち味の機動力を生かし、チームの強みである守備でも成果を残しつつある。

 主将の中山は「監督からピンチをチャンスにと言われている。自分もポストとして佐藤の動きは参考になる」とチーム全体の底上げを期待し「防げるミスを防いで守って速攻を見せていきたい」と前を向いた。(謝花史哲)


オムロン(24)
34―16(16―5,18―11)
ザ・テラスホテルズ(2)

オムロンはプレーオフ進出

 【評】テラスホテルズは前半、攻守でミスが相次ぎ11点の大量リードを許した。後半は守りからの速攻などで巻き返しを図ったが、オムロンの圧力のある攻撃をかわせず、さらに引き離された。

◆イージーミスが多い

 村山裕次監督代行の話 中一日で疲労もあったと思う。それでもやりたいことができず、やられてはいけないところでやられるなどイージーなミスが多く見られた。