琉球新報社 
ゴルフの国内女子ツアーの今季開幕戦となる第35回ダイキンオーキッドレディーストーナメントが3日、南城市の琉球ゴルフ倶楽部（6590ヤード、パー72）で開幕した。28歳で通算4勝の渡辺彩香が6バーディー、1ボギーの67で首位に立った。18歳の佐藤心結と通算16勝のテレサ・ルー（台湾）が1打差の2位。3アンダーの4位に山城奈々、アマチュアの荒川怜郁（れいか）と島袋ひのがつけた。川満陽香理が28位で追う。41位に新垣比菜、大城さつき、諸見里しのぶ、宮里美香、アマの星川ひなのが並んでいる。仲宗根澄香は61位、比嘉真美子は91位、上原彩子は97位だった。アマの小潮川せり、吉崎マーナは106位。昨年の大会に続き有観客で行われ、1日当たり最大3千人が入場する。
アマ予選を通過し、初出場を果たした地元沖縄でのプロツアー戦。島袋ひの（宜野座高出、カヌチャ）はボギーゼロの堅実な試合運びで首位を2打差で追う最高のスタートを切った。
我慢のゴルフを続けてイーブンで迎えた後半。次第に緊張も解け「バーディーを狙っていこう」とスイッチを入れた。2番のバーディーチャンスをしっかりつかむ。パー5の7番も狙い通りのショットが続き、パー3の8番も2打で沈める連続バーディーでスコアを伸ばしてリーダーボードに名前が上がった。
最終9番は惜しくもバーディーを逃したが、カラーからの長いパットを数十センチに寄せ、観客を沸かせた。
予選から変えたパターの相性が上々でラウンドの手応えはいい。一昨年は予選を通過しながら本戦が中止に。満を持しての大舞台で「リーダーボードに載り続けたい」と決勝ラウンドを狙いにいく。
（謝花史哲）
