参院選候補に元総務官僚・古謝氏浮上 自民県連、4人に絞り込み あす選対委で決定


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自民党沖縄県連

 7月に任期満了を迎える参院選沖縄選挙区に自民党が擁立する候補者の選考を巡り、県出身の元総務官僚で現在はNTTデータ経営研究所(東京)に勤務する古謝玄太氏(38)のほか、同党県連会長の中川京貴県議(59)、同幹事長の島袋大県議(49)、西銘啓史郎県議(64)の計4氏に選考対象が絞り込まれたことが分かった。

 自民党県連は6日に選挙対策委員会を開催し、候補者を決定する考え。4氏のうち、古謝氏と西銘氏が選考の軸になる見通しだ。

古謝玄太氏(左)、西銘啓史郎

 県連は3月13日の自民党大会を擁立の期限と設定している。県内4支部から選考対象となる候補者の推薦が上がっていた。本人への意思確認などを通じて4氏に絞られた。ただ、4氏のうち中川氏と島袋氏は、県連幹部として今後の選挙での陣頭指揮を執る必要があるとして選考対象から外れるとみられる。

島袋大氏(左)、中川京貴氏

 自民党県連の参院選候補の選考を巡っては、党本部が推していた前宜野湾市長の佐喜真淳氏や一部が有力視していた医療機関男性が難色を示すなどしていたため難航していた。

 6日は役員会と常任総務会の開催後、県議らで構成する選挙対策委員会で候補者を決定する。今回の人選は、今後予定される知事選の候補者選考にも影響を与える。

 参院選沖縄選挙区は、「オール沖縄」が支援する現職の伊波洋一氏(70)が再選出馬を予定している。

(大嶺雅俊)