島袋、光ったパーセーブ「我慢、我慢で」アマトップ ダイキン女子ゴルフ


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 女子ゴルフの第35回ダイキンオーキッドレディーストーナメント第3日は5日、南城市の琉球GC(6590ヤード、パー72)で行われ、28歳で通算4勝の渡辺彩香が2位から1イーグル、2バーディー、1ボギーの69にまとめ、70だった黄アルム(韓国)とともに通算10アンダーの206で首位に並んだ。69の西村優菜が3打差の3位。県勢トップは四つスコアを伸ばした宮里美香と、この日1アンダーの山城奈々で15位。アマチュアの島袋ひのが18位、アマの荒川怜郁と大城さつき、川満陽香理が24位。仲宗根澄香、アマの星川ひなのが43位。ともに68と伸ばした昨季賞金女王の稲見萌寧と鈴木愛は堀琴音、木村彩子とともに通算6アンダーの4位に並んだ。勝みなみ、西郷真央、佐藤心結ら5人が5アンダーの8位。(出場58選手=アマ3、晴れ、気温21・6度、北東の風3・1メートル、観衆2573人)


島袋「我慢、我慢で」アマトップ
 

18番 バーディーパットを外し首をかしげる島袋ひの(大城直也撮影)

 アマチュアの島袋ひの(宜野座高出、カヌチャ)はパーセーブ力が光った。大きく崩れることはなく3日目はイーブンで終えた。ただ、「我慢、我慢で耐えるゴルフだった」と疲労感をにじませた。

 前半の6、8番でボギー。「6番は奥に外し、アプローチは良かったが、2メートルが入らなかった。8番はグリーン手前のバンカーに入れ、寄せることができなかった」と悔しがる。それでも踏みとどまる勝負強さがあった。「ずっとぎりぎりパーという感じ。パットで微妙な距離が入ってくれたのは良かった」。後半は11、16番でバーディーを奪取し、最終日へと流れをつくった。「距離感が合わなくて、ロングパットが強くなった」と修正点も。ベストアマも念頭に上位を見据え、持てる技量を最終日にぶつける。

(大城三太)
 


ショットの好感触続く 山城、最終日「がんがん攻める」
 

スコアを一つ伸ばして15位の山城奈々。7番でセカンドショットを放つ(大城直也撮影)

 山城奈々が一つスコアを伸ばし、3日目も県勢トップで終えた。「本当にショットが良くなっている。思いっきりやりたい」と最終日へ気持ちを高めた。

 練習から「ボールがつかまらなかった」というが、前半2番でさい先良くバーディーを取ると、5番のパー4でイーグルを奪取した。ティーショットが伸び、残り80ヤードのセカンドをカップに流し込んだ。

 後半はパッティングに苦しんだが、イメージは悪くない様子。「がんがん攻めて一つでも順次を上げたい」と強気のショットで上位を狙う。