18連勝!キングス偉業 全員バスケで手堅く 岸本はB1で3000得点 第31戦


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 プロバスケットボールBリーグ1部西地区の琉球ゴールデンキングスは5日、滋賀県のウカルちゃんアリーナで滋賀レイクスターズと今季第31戦を行い、98―84で勝利した。連勝を「18」に伸ばし、リーグ新記録を打ち立てた。28勝3敗で西地区首位を維持した。前半をリードし、第3Q(クオーター)で一時並ばれるも修正して逃げ切った。滋賀との2戦目は6日午後2時35分から同アリーナで行われる。キングスは同日、SGの牧隼利が右足首を負傷したと発表した。全治は未定。2月9日の千葉戦で負傷したという。

 

全員バスケ 偉業達成
 

第2クオーター、ドリブルをするドウェイン・エバンス=5日、滋賀県のウカルちゃんアリーナ(Bリーグ提供)

 選手の新型コロナ感染などで前戦から3週間空いたが、全員バスケでブランクを感じさせなかった。キングスは18連勝のリーグ新記録を達成。メンバーは偉業にも一喜一憂することなく次戦を見据えた。

 第1Q序盤は攻め込まれるも、ドウェイン・エバンスやアレン・ダーラムの体を張ったプレーで一気に流れをつかむ。左足を負傷し全治2週間と診断されていたジャック・クーリーはベンチスタートだったが、随所でリバウンドやセカンドチャンスをものにした。

 特別指定選手として加入したばかりの東海大4年の松本礼太(福岡第一高出)も初出場し、積極的にチャンスに絡んだ。

 一方、守備には課題も。第3Qはパスミスで滋賀にターンオーバーを許し、一時同点に追いつかれる場面もあった。直後は互いに激しい打ち合いになったが、岸本隆一が2連続の3点シュートで突き放した。

 この試合でB1個人通算3千得点を記録した岸本は「いい時間もあったし、なかなか納得できない場面もあった」と振り返り、次戦に向け「毎試合もう一段積み上げていけるようにしっかり戦っていきたい」と気を引き締めた。

(金良孝矢)


▽Bリーグ1部(ウカルちゃんアリーナ、1343人)
琉球 28勝3敗
 98―84(23―17,17―16,36―29,22―22)
滋賀 10勝20敗

こつこつ積み上げる

 桶谷大HC(キングス)の話 ターンオーバーが多かったり、トランジションでコミュニケーション不足だったりでバタバタし過ぎた。反省して修正し、やりたいことをしていきたい。(連勝記録は)チームが一体感を持って1試合ずつ丁寧に続けている。こつこつと積み上げていきたい。