ちょこっとパンダが大金星! 23分超えの大激戦制す 伊波大闘牛大会


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結びの一番で、石山聖空宝志みおり(左)を押し込む、ちょこっとパンダ☆角金=6日、うるま市の石川多目的ドーム

 【うるま】伊波大闘牛大会(主催・伊波闘牛組合、共催・琉球新報社)が6日、うるま市の石川多目的ドームで開かれた。前全島軽量級王者の石山聖空宝志みおりと沖縄デビュー2連勝中のちょこっとパンダ☆角金の対戦が話題を呼んだ結びの一番は、23分を超える大激戦の末に、ちょこっとパンダ☆角金が大金星を挙げた。

 序盤はカウンター攻撃を得意とする石山聖空宝志みおりが、相手を誘い込むように巧みなフットワークを見せた。ちょこっとパンダも得意の掛け技で応酬し隙を見せず、長期戦となった。

 20分を前に、みおりに疲れが見え始め、体力の限界を示す舌出しが始まった。それを勝機と見たちょこっとパンダが畳みかけるように押し込み、ついにみおりが敗走。割れんばかりの拍手が会場を包んだ。

 両牛とも沖縄デビュー戦となる前徳之島全島王者の幸龍皇とシルバーの闘いが注目を集めた封切り戦は、幸龍皇が危なげない試合で勝利を決めた。群雄割拠の沖縄軽量級に名乗りを上げた。優勝と各賞は次の通り。

【優勝】ちょこっとパンダ☆角金
【敢闘賞】二代目武捷龍
【ゆかり賞】昇(マチー大城)龍
【殊勲賞】誠月龍

(新垣若菜)