【会見要旨】沖縄市長選 桑江朝千夫氏出馬表明


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桑江 朝千夫氏

 8年間の市長職で公約の9割を成就できた。公約を確実に生かし、コロナ禍の2年間で疲弊した市の経済を再生、復活、前進させ、躍動する沖縄市のために邁進(まいしん)する。

 平等で安心、地域の格差なく、収入などで差別なく進学、就業でき、各自治会を支援し、仲良く共助できるまちにしたい。貧困の連鎖を断ち切る仕組みを前に進める。確実に市経済を復活、成長させ、教育・福祉行政を拡充していく。火葬場の建設も進めたい。

 ウクライナを侵攻するロシアを強く非難し、抗議する。首相はウクライナ難民を日本で受け入れると発表した。沖縄市も受け入れに協力したい。

 大きな争点はコロナ後の経済立て直しだ。沖縄市の「素通り観光」をなくし、観光に寄与する沖縄アリーナを造った。エンターテインメントやスポーツで経済を成長させる。バスケットボールW杯の開催が決まったのもアリーナが存在したからだ。相手候補は「箱物行政」と批判するが、アリーナを否定するのか。

 2期8年で高齢者のインフルエンザワクチンや肺炎球菌ワクチンの接種も無償化した。母子未来センターの協力を得て若年妊産婦の居場所や発達支援センターも設置した。ソフト事業もいろいろとしてきた。これをさらに具体化していく。

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 桑江朝千夫(くわえ・さちお)1956年1月生まれ。沖縄市住吉出身。日本大卒。市議3期、県議2期を経て、2014年4月の市長選で初当選、2期目。桑江朝幸元沖縄市長の次男。