春の野山の贈り物 ヤマモモ、ノイチゴが収穫シーズン 渡嘉敷島


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鈴なりのヤマモモ=4日、渡嘉敷島の林道沿い
リュウキュウバライチゴ=4日、渡嘉敷島の林道沿い

 【渡嘉敷】渡嘉敷島の野山に自生する“春の野山の贈り物”と呼ばれる「ヤマモモ」(方言名・やまむむ)「リュウキュウバライチゴ」(ノイチゴ)が熟し始め、3~4月の収穫シーズンを迎えた。住民が果実狩りを楽しむ光景が見られる。

 いずれも日当たりの良い、開けた野山や林道沿いで見られ、実の直径は1~2センチ程度。ヤマモモは完熟すると甘くておいしい。ノイチゴは枝の上に鈴なりで、黒紫色の完熟した実は甘酸っぱい味がする。かつては泡盛漬けにしてワインレッドに染まった果実酒は島の人たちに好まれた。
 (米田英明通信員)