重量挙げの第66回全日本学生新人選手権大会・第18回全日本学生選抜大会が3~6日、埼玉県上尾市の総合スポーツセンターで行われ、新人大会109キロ級の山城英寿(南部工―金沢学院大1年)がスナッチ120キロ、ジャーク151キロのトータル271キロで優勝した。選抜大会男子55キロ級は知念育利(南部農林高―金沢学院大1年)がトータル218キロで制した。
納得の自己ベスト更新 山城、環境変化が追い風に
109キロ級を制した山城英寿(金沢学院大1年)は大学に進んで初の優勝。大会での自己ベストを5キロ更新するトータル271キロと自身も納得の記録だった。
「設備などが整っていて成長を感じることができている」と環境の変化が追い風になっている。部員は男女合わせて40人以上いて刺激も受けている。
筋力アップに取り組み、「足幅を広くし、構えの姿勢も修正した」とフォーム改造もうまくいった。「自信になった。これを機にさらに飛躍したい」と手応えを示した。
(大城三太)
自己新で初日本一 知念、さらに上目指す
選抜55キロ級で知念育利(金沢学院大1年)は、自己ベストに並ぶスナッチ93キロ、自己新のジャーク125キロで終え、トータル218キロで初の日本一の座をつかんだ。「コンディションがより良い状態で組めた」と手応えを語った。
新型コロナの影響で十分な練習はできなかったが、寮内でスクワットなどで足腰を鍛えてきた。本番で「練習が生かせた」と成果を出せたことを素直に喜んだ。「次の試合でもコンディションを整えてスナッチ100キロ、ジャーク130キロを目指したい」と前を見据える。
(金良孝矢)