第40回新報蘭フェスティバル(主催・琉球新報社、特別協賛・沖縄銀行、特別協力・メイクマン)の作品展が10日、浦添市のメイクマン浦添本店1階催事場で始まった。入場無料で、13日まで。
沖縄銀行カトレア大賞などの入賞作品17点を含め、35人から応募があった197点を展示している。初日から多くの人が来場し、県内のラン愛好家が手塩にかけて育てた一品を、スマートフォンで写真を撮るなどしながら堪能していた。
昨年も蘭フェスティバルを見に来たという男性(72)=宜野湾市=は「同じ種類のランでも、いろいろな姿を見せ、丹精に育てられたのを感じる。ランは癒やされると同時に、鮮やかで、華麗だ」と話し、出品されたラン一つ一つをじっくり見ていた。
八重瀬町の女性(67)=は、木に着生したランに関心を寄せた。家でも家族で育てているといい「きょう見て学んだことを家でも挑戦したい。栽培した人の話も聞いてみたい」と語った。
40回の節目を記念し、過去10年間の上位入賞作品の写真が掲載された特集記事も展示している。
オープニングセレモニーで琉球新報社の普久原均取締役広告事業局長は「ランへの愛情の深さを感じる作品が多数そろった。色鮮やかなランとその香りを楽しんでほしい」と呼び掛けた。