ウクライナ学生や科学者を緊急受け入れへ 沖縄科学技術大学院大が支援基金創設


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 沖縄科学技術大学院大学(OIST)とOIST財団は10日までに、ウクライナ科学者および学生支援基金を設立した。

 基金は(1)ウクライナから避難する科学者および学生を一時的な人道的措置として招聘(しょうへい)する(2)その家族の受け入れ(3)カウンセラーによるメンタルケアなどの精神保健関連サービス(4)OISTに在籍するウクライナ人学生および研究者への緊急支援(5)支援のために必要な支援体制の確認や構築など、OIST教職員へのワークショップや研修プログラムの実施(6)ウクライナの科学・学術機関の再建を支援するためにOIST研究者が必要とする支援―などに使用される。

 OISTには学生1人と職員5人のウクライナ出身者がいる。ピーター・グルース学長は「団結が求められている。科学コミュニティーに属する世界中の方々を支援する責任がある」とのコメントを出した。メールでの問い合わせはdonation@oist.jpまで。電話は(電話)098(966)8976。