豊見城市長、パワハラ疑惑に「不安与えた」 市議会一般質問で答弁


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豊見城市役所

 【豊見城】沖縄県豊見城市の山川仁市長ら市特別職による職員へのパワーハラスメント疑惑を巡り、山川市長は10日、開会中の市議会2月定例会一般質問で「説明不足や丁寧さを欠く表現で職員に不安を与えた点もあった」と述べた。

 山川市長はこれまで、パワハラについて全面的に否定してきたが、見解を修正した形となった。瀬長宏氏、大田正樹氏、大田善裕氏に答えた。山川市長は「改善すべき点は改善したい」とした上で、自身の認識としてはパワハラをした事実は「ない」と改めて否定した。市職員が対象のハラスメント研修についても、今後は小川和美副市長と共に参加する意向を示した。

 市長らのパワハラ疑惑を巡っては、市長が設置した第三者委員会(平良卓也委員長)が2月、会計年度任用職員を含む市職員約800人を対象にアンケート調査を実施した。

 結果は3月下旬ごろ発表される見通し。