給食費無償化、国頭の小中やこども園で22年度から 予算に計上


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
イメージ

 【国頭】沖縄県国頭村の知花靖村長は10日、小中学校や認定こども園などの給食費を無償化する方針であることを明らかにした。村議会3月定例会で知花正寛村議の一般質問で答えた。3月定例会で22年度分予算案が可決されれば、4月から無償化となる。

 村によると、対象者は村内の小中学校や認定こども園、村楚洲のへき地保育所に通う約540人。現行の月額給食費は小学校1750円、中学校2100円。無償化で新たに必要になる費用は年間約600万円と推定されるが、村の一般財源から捻出する。県が医療費助成制度の対象年齢を拡大することに伴い、十分な財源が確保できたという。

 知花村長は本紙の取材に、児童生徒の課外活動で県外大会派遣などに掛かる宿泊費についても村が負担する方針を示している。

(長嶺晃太朗)