卓球の第7回九州中学選抜大会選考会(個人の部)は13日、うるま市石川体育館で行われ、男子シングルス決勝は玉城廉(長嶺中)が外間政宏(ドリーム高山)との接戦を3―2で制して優勝した。女子は熊田陽花(琉球レオフォルテJr)が前田陽菜乃(ドリーム高山)に3―0のストレート勝ちで頂点に立った。男女の上位4選手は4月16~17日に熊本県で開催される九州大会に派遣される。
第5ゲームまでもつれた男子シングルス決勝は、玉城廉(長嶺中)が競り勝った。丁寧な返球から先行し、得意のサーブで崩してリードを保ち、11―5で最終ゲームを勝ちきった。
この日は、フォアもバックもタイミングは合わず「調子が悪かった」と振り返る。オーバーすることが多く、焦ってミスを重ねる悪循環に陥った。
気持ちを切り替え、守りを徹底する戦術に変更。球筋をしっかり見るため台から離れて構えることに。ただ受ける場面が多くなり、決勝でも苦しい展開が続いた。
それでも粘り強く返球を続けて競り合う展開に持ち込む。第4ゲームは逆転負けを喫したが、最終ゲームに持ち味のサーブがさえ、前後左右に散らしてコースを読ませず、優位な流れに持ち込めた。
九州は8月の大会以来で「今度こそ初戦を突破したい」と意気込む。苦手のフットワークの強化を図り、まずは1勝をつかみにいく。
(謝花史哲)