首里城、エイサー、泡盛…紅型風の記念切手に 復帰50年デザインが発表


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沖縄の日本復帰50周年の記念切手(日本郵便ホームページから)

 【東京】西銘恒三郎沖縄担当相は15日の閣議後会見で、沖縄の日本復帰50年を記念して日本郵便が発行する記念切手のデザインを発表した。首里城やエイサーなどの図柄を紅型風のイラストで描いている。西銘氏は「沖縄の歴史や魅力、可能性を象徴する題材を表現した」と述べた。切手の図柄は5種類で、(1)県産品(2)文化・芸能(3)歴史(4)自然(5)沖縄振興―をモチーフにしている。ゴーヤーやアカジン、泡盛といった県産品、エイサーや獅子舞の文化・芸能、琉球王国の歴史を象徴する首里城、ヤンバルクイナやデイゴの自然などを描く。

 沖縄振興の図柄は、「沖縄美ら海水族館」に展示されるジンベエザメや、2015年に供用開始した伊良部大橋のほか、飛行機は13年開港の新石垣空港、20年供用開始の那覇空港第二滑走路を象徴しているという。

 日本郵便によると、価格は10枚1組で840円。全国の郵便局や郵便局のネットショップなどで販売。700万枚の発行を予定している。
 (安里洋輔)