【東京】社民党は16日、夏の参院選の比例代表で、元県議で県連幹事長の宮城一郎氏(54)を公認したと発表した。新垣邦男衆院議員と党首の福島瑞穂参院議員が同日に国会内で会見し、明らかにした。
新垣氏によると、宮城氏の擁立について、1月下旬ごろから県連内で話し合いを重ね、3月上旬の幹事会で決定した。県連内では当初、独自候補の擁立を見送る声もあったが、支持者や党友から「候補を出さないと県連の存続にも関わる」と強い危機感が示された。同党はそのほか、現職の福島氏と新人2人の公認、新社会党の新人1人の推薦を決めている。
(安里洋輔)