若狭小学校6年の金城漣太さん。小さいころから父親が船長を務める遊漁船に乗り、手伝いをする働き者。釣りも大好きで、手伝いの合間に竿(さお)を出しては大物を釣り上げ、乗客からも一目置かれる。
6日も父親の船に乗って慶良間沖でテンヤ釣り。この日は魚の活性が高く、ムルーやウムナガー、タマンやイヌバーなどが次々にヒットした。午後2時ごろになって、釣れた魚を横取りしていく大物が現れた。父親の指示でハリス20号の大物仕掛けに釣れたムルーを掛けて下ろしたら、ヒットした。竿が大きく曲がり5メートルほどラインが引き出された。その後は、重量感はあるが大きな抵抗もないまま5分ほどで海面に浮かせたのが、16キロの大型のオーマチだった。
6日、知り合いから誘いを受けて那覇一文字にタマン釣りに出掛けた宮里隆さん。通称「真ん中」で午後2時から竿を出し、40センチ前後のタマンを釣り上げた。日が暮れてからは大きなアタリもないまま午前2時30分、島ダコを餌に遠投していた竿が大きく曲がった。
急いで竿を取り、アワセを入れると20メートルほど走って、最初の走りが止まった。大物の強い引きに耐え、必死にリールを巻き魚を寄せる。途中再び抵抗し20メートルほど走られたが、数分後、海面に浮いたのは自己記録となる77.8センチ、6.16キロの特大タマンだった。
(おきなわ釣り王国社・仲栄真修)