「米軍はマスク徹底を」 着用義務解除受け、沖縄県が国に要請


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沖縄県庁(資料写真)

 在日米軍が基地内でのマスク着用義務を14日に解除していたことを受け、県知事公室の溜政仁基地対策統括監は18日、外務省沖縄事務所の梶田拓磨副所長に電話し、基地内外でのマスク着用の徹底などを在沖米軍に求めるよう口頭で要請した。

 県は在沖米海兵隊にも週明け以降要請する。

 要請で溜統括監は「県は県民にマスク着用を要請している。米軍基地で働く日本人従業員や出入りする業者からは、米軍の今回の措置を不安視する声も寄せられている」と述べ、米軍基地内でも県の対処方針に沿った対応が必要という見解を申し入れたという。

 県によると、梶田副所長は「懸念があることはよく理解している」とした上で、在日米軍関係者が施設・区域内で日本人従業員と接触する際に、マスク着用を推奨する方針が米軍から18日付で示されたことなどを説明した。

(塚崎昇平)