センバツ出場の大島高校を応援 OBが遠征費の募金呼び掛け 沖縄奄美連合会


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「大島高 センバツ決定」の地元紙号外を広げる沖縄奄美連合会の奥田末吉会長。大島高校の記事を見つけては、切り抜いて保存している=16日、糸満市兼城

 【糸満】19日に開幕する第94回選抜高校野球大会への出場が決まった奄美大島の大島高校。同校出身者で、沖縄奄美連合会の奥田末吉会長は「実力での甲子園出場は大きな快挙だ」と喜びをあらわにした。

 大島高校は2014年に21世紀枠で甲子園に初出場を果たしたが、1回戦で強豪校に敗れた。一転して、春の甲子園出場校選考で重要な資料となる、21年の秋季九州大会では準々決勝で興南を破り、準優勝だった。

 「今度の勝ちっぷりはすごい。興南を完封しているから自信はあると思う」と奥田会長。大会5日目(23日予定)の第2試合での初戦に向け期待は高まる。甲子園出場は奄美の人たちや離島の子どもたちに夢や希望を与えている。沖縄奄美連合会では「試合以外のことで選手に気を遣わせたくない」との思いから遠征費など募金の協力を呼び掛けている。問い合わせは奥田会長まで。(電話)090(3797)7415。

(比嘉璃子)