ワクチン未接種の理由「未知だから」73%、「個人の自由」71% 沖縄県調査


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 沖縄県は17日、新型コロナウイルスワクチンに関する県民意識調査の結果を公表した。ワクチンを接種していないと回答した人のうち、73%が「未知のワクチンだから」を理由に挙げた。47%が「(今後も接種を)希望しない」と回答した。

 調査は1月24日~2月10日にかけてインターネット上で実施し、1万1353人が回答。接種歴は2回接種済みが9817人(86%)、1回が60人(1%)、未接種が1476人(13%)だった。

 未接種者のうち、接種しない理由(複数回答)で「未知のワクチンだから」が73%と最も高く、そのほかは「接種は個人の自由」が71%、「副反応が怖い」が55%、「不妊のリスクがあると思う」が27%などだった。

 どうすれば接種を希望するかとの質問(複数回答)には、今後も「希望しない」との回答が47%で、続いて「国産ワクチンができたら」が19%だった。

 県は「有効性や安全性について丁寧な説明を行う必要がある」(玉城デニー知事)として、今後テレビCMなどを通じ接種促進につなげる考えを示している。 (當山幸都)