【与那原】与那原町は2月24日、上の森かなちホールで町東浜のマリンタウン東浜地区に所在する公有地活用に関する意見交換会を開催した。町は東浜地区にある5カ所の公有地に健康増進の施設やホテルの誘致を予定している。雇用創出や税収増加などの効果が期待される。
意見交換会では、町の担当者が東浜77番地の与那古浜公園の一角にカフェ店など民間が活用できる収益施設の導入を計画していることを伝えた。東浜野球場などがある東浜25番地には、プロやアマチュアのスポーツ選手が利用できる施設や、町民が活用できる健康増進施設、県有地のマリンタウンベイサイドビスタには小規模のショッピングモールを兼ね備えた宿泊施設などを計画しているという。
参加者からは「他の地域にはない特徴的なスポーツ施設がないと人は来ない」「ホテル誘致で交通渋滞が起きないか」「与那古浜公園に霧の噴水のようなミストの出る装置を設置してほしい」などの意見が出た。町の担当者は「皆さまのアイデアや意見を参考にしながら事業を進めていきたい」と伝えた。町の計画では2023年に事業者を決定し、24年には事業化する予定だ。
(金城実倫)