辺野古工事中止を求め要請書提出　オール沖縄などが防衛局に訴える

　名護市辺野古の海域でサンゴ類の散乱が撮影された問題を受け、新基地建設に反対する「オール沖縄会議」と、県選出の国政野党国会議員でつくる「うりずんの会」は２２日、工事の中止を求める要請書を沖縄防衛局に提出した。オール沖縄会議の糸数慶子共同代表＝写真右から３人目＝らが嘉手納町の防衛局を訪れ「全体の完成の見通しが立たず、全ての工事を中止すべきだ」と訴えた。

　対応した中谷誠志調達部次長は、サンゴの状況について報道があった後、現地の状況を確かめたと明らかにした。移植対象のサンゴを生息元の近くに一時的に置いていたが、問題がないことを確かめており、翌日には移植を完了したと説明した。　（明真南斗）