那覇ハーリー、3年連続コロナで中止 GWの恒例行事「感染収束に至らず」


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2017年5月の那覇ハーリーの様子。那覇、泊、久米の3チームが競った「本バーリー」=那覇市の那覇港新港ふ頭(諸見里真利撮影)

 那覇市は23日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、5月3~5日に那覇港で開催する予定だった第48回那覇ハーリーを中止すると発表した。中止は3年連続。同実行委員会の幹事会で「感染収束に至っておらず、参加者や来場者が安心して祭りを楽しめる環境を整えることが非常に困難」と判断し、2月末に実行委の書面決議で中止が決まった。

 2022年度内に代替イベントが実施できないかを検討する。23日の記者会見で、城間幹子市長は「健康と安全を第一に考え、苦渋の決断となった。来年は安全安心に開催できるように関係者一同取り組む」と述べた。

 那覇ハーリーは那覇、泊、久米の3チームが競う「本バーリー」や中学生、一般参加者の爬竜船競漕などが催される。那覇の代表的な祭りの一つで、ゴールデンウイーク(GW)の恒例行事となっている。