キングス5連勝で首位を維持 京都に83-64、落ち着いた試合運びで快勝 第39戦


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京都―キングス 第2クオーター、ドリブルで攻め込むキングスの今村佳太=23日、京都市体育館(Bリーグ提供)

 プロバスケットボールBリーグ1部西地区1位の琉球ゴールデンキングスは23日、京都市体育館で同9位の京都ハンナリーズと今季第39戦を行い、83―64で勝利した。5連勝で通算成績は35勝4敗で首位を維持した。第1クオーター(Q)立ち上がりに3連続でシュートを決められ7点を許すなど京都の勢いに押されるも第2Qに反撃に出て逆転し、リードを9点に広げ主導権を握った。第3Qは点差を詰められたが、第4Qにきっちり修正。持ち味である強度の高い守りで京都の動きを封じた。攻撃では今村佳太を中心にアウトサイドから次々とゴールを決めるなど再びリードを広げ地力の強さを見せつけた。次節は26日、長野県のホワイトリングで信州ブレイブウォリアーズと戦う。

 第1クオーター(Q)の劣勢を第2Qで巻き返し、第3Qの猛追も第4Qにはかわして、再びリードを広げた。キングスは先行されても、詰め寄られても落ち着いたゲームコントロールで京都からの失点を64に抑え込み、最終クオーターは3点弾を4発決める高い得点力で寄せ付けなかった。

 京都は3試合連続でダブルダブルを決めたデイヴィッド・サイモンを軸に3連勝と勢いに乗る。この日も次々と得点するサイモン。一方、キングスは第3Qにチームファウルも重なるなどして後手に回り、連続失点で最大15点差を5点差まで追い上げられた。3月に入って既に9試合目。試合間隔が短い厳しい日程が続く中でも第4Qはギアを上げ、コー・フリッピンが前戦からしつこくマークするなど強度のある守備を発揮した。

 PGが1人欠ける京都のチーム状態に合わせキーマンのスタミナを削る戦術もはまり、3月では最少失点に抑え込んだ。攻撃では今村佳太がフル回転し3点弾を三つ沈め、この日チーム最多23点に乗せて勝利を決めた。今村は「最近は試合への入り方が悪い。しっかりと改善をしていきたい」と快勝にも一つ一つ課題を見つめて次戦を見据えた。
 (謝花史哲)


キングス 35勝4敗
83―64(17―19,23―12,17―21,26―12)
京  都 11勝30敗

◆やりたい攻撃できた

 桶谷大HC(キングス)の話 第4クオーターにやりたいオフェンスができた。守備ではスタミナをしっかり奪おうと、ガード陣がしっかりプレッシャーをかけられたと思う。これがやりたいバスケットなので、これを今後も40分間続けたい。