那覇軍港移設、代替施設を「T字」形に変更 防衛省きょう提案 当初は「逆L字」形


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 那覇港湾施設(那覇軍港)の浦添移設を巡り、政府が軍港用地として、那覇港浦添ふ頭北側の沖合をT字形に埋め立てる移設計画案を取りまとめたことが29日、分かった。2007年に日米合意した「逆L字」形の移設案から形状を修正したものの、埋め立て面積は従来通りの約49ヘクタールで予定している。

 30日に開く移設協議会で、防衛省が県と那覇市、浦添市に計画案を正式提案する。

 関係者によると、埋め立て工事前には、新たな防波堤も建設し、埋め立て地へのアクセス道路は橋梁(きょうりょう)式とする方向で検討している。

 昨年3月に県と那覇市、浦添市の3者が軍港代替施設の位置を北側に配置する案で事実上合意して以降、具体的な形状や位置が示されるのは初めて。
 (池田哲平まとめ)