朝ドラで「どんどん」経済盛り上げたい 沖縄県がロゴやポスター作製


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 沖縄県商工労働部は29日、4月11日から放送が始まるNHKの連続テレビ小説「ちむどんどん」に合わせて、オリジナルのロゴマークとポスターを県庁で発表した。ロゴマークは民間事業者の商品パッケージに掲示するなど販売促進に活用してもらい、ドラマを機に県経済を盛り上げたい考え。

 料理人を目指して上京するヒロインのストーリーに合わせて、「ちむどんどんしながら美味しい沖縄を“どんどん”盛り上げよう」をコンセプトにロゴマークを作成した。シークヮーサーやうめーし、音符など沖縄の食や文化を伝えるデザインにした。ロゴマークの利用申請は5月ごろから受け付ける。準備が整い次第、県のホームページで公表する。ポスターは県内の公共施設や物産展会場などに掲示していく。

 嘉数登商工労働部長は「沖縄の食や文化のブームを起こしていきたい。新型コロナの影響で観光客が減っているが、経済再興のために、ドラマを活用してPRしていきたい」と話した。同部は「商工労働部チームどんどん」を立ち上げ、ドラマに合わせた経済喚起策などを企画している。

 (中村優希)

県のオリジナルロゴマーク「ちむどんどん沖縄」を発表する嘉数登県商工労働部長=29日、県庁
県が作成したオリジナルロゴマーク「ちむどんどん沖縄」(県商工労働部提供)