かさ上げ工事で「地価下がった」 訴訟で南風原町と土地所有者が和解


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 【南風原】沖縄県南風原町の街路整備事業で、町が土地収用後に説明なくかさ上げ工事をするなどし、地価が下がったとして土地所有者の男性(72)が町に損害賠償を求めた訴訟で、3日に福岡高裁那覇支部で和解が成立した。29日の町議会で、和解金400万円を含む補正予算案が可決された。

 原告は本紙の取材に「不本意な部分はあるが、これ以上行政と争うと子や孫に迷惑をかけると思い、家族にも相談し和解することとした」と述べた。
 (比嘉璃子まとめ)