【北部】国頭、大宜味、東の3村の観光協会は29日、「やんばる3村観光協議会」を設立した。同じ世界自然遺産登録地を抱える3村の観光協会が連携を強化することで、持続可能な観光の推進を目指す。設立総会後、初仕事としてサントリーフーズ沖縄(宜野湾市、相原俊司社長)と環境保全を目的とした寄付型自動販売機設置に関する契約を結んだ。協議会を構成するのは国頭村観光協会(比嘉明男会長)、大宜味村観光協会(宮城弘隆会長)、東村観光推進協議会(渡久山真一理事長)。
協議会の会長に就任した比嘉氏は「コロナが落ち着いたら多くの人がやんばるを訪れるだろう。3村は同じフィールドにいる。情報を積極的に共有し合い必要な窓口は一本化するなど連携を強化していく」と意気込んだ。
自販機の売上金の一部は協議会に寄付され3村の環境保全活動に充てられる。既に国頭村内に5台設置されており、今後、設置範囲を拡大していく方針。相原社長は「商品の販売を通じて環境を保全していきたい」と思いを託した。
(長嶺晃太朗)