世界のウチナーンチュ大会、ハイブリッド方式での開催を提言 万国津梁会議が沖縄県に


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玉城デニー知事(右)に提言書を手渡す「海外ネットワークに関する万国津梁会議」の小川寿美子委員長=3月29日、県庁(提供)

 県が設置した「海外ネットワークに関する万国津梁(しんりょう)会議」(委員長・小川寿美子名桜大教授)は3月29日、玉城デニー知事に第7回世界のウチナーンチュ大会の開催に向けた提言書を示した。オンラインと対面のハイブリッド方式で開催することで多くの参加が容易になるとし、今大会をウチナーンチュネットワーク強化に向けた転換期と位置付けた上で幅広く共有される大会を目指す必要性を指摘した。

 県によると、提言書を受け取った玉城デニー知事は、第7回ウチナーンチュ大会について「ハイブリッドで必ず開催する。(提言書の内容を)具体的に形にできるように部局と取り組む」と語った。

 提言書は、5年に1回のウチナーンチュ大会を開催するだけでなく、ネットワークを日常化することが大切だと指摘した。

 双方向発信で、海外の県系社会に目を向けて県内在住者が関心事や困り事を知る機会にする重要性も訴えた。
 (明真南斗)