情報読み解く力を養おう 那覇で谷口さんがお話し会


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講演する谷口たかひささん=那覇市首里の沖縄県総合福祉センター

 【那覇】環境活動家の谷口たかひささんが講師を務める「メディアリテラシーお話し会」(おきなわ子どもを守る会主催)がこのほど、沖縄県那覇市首里石嶺の県総合福祉センターで開かれた。講座は情報の中にフェイクニュース(偽情報)が多いため、テレビ番組や新聞記事、インターネットなどメディアからのメッセージを主体的・批判的に読み解く能力(メディアリテラシー)を理解し、自分で情報を判断し、取捨選択できる力を養うことが目的。

 谷口さんは「情報もメディアも人間によってつくられているので人間が完璧になり得ない以上、情報もメディアも完璧ではない。絶対に正しい情報は存在しない」と指摘。「自分の考えとか立場を後押ししてくれるような情報ばかり並べる人(やSNS)は信頼性が比較的低く偏りがある。そのメディアの信頼性、偏り、その人の感想か、客観的な事実か、最新の情報か調べて判断し、自分の選択には自分で責任を持つことが大事」と話した。
 (喜納高宏通信員)