畑に突如タキシードやドレス リアルなかかしがおしゃれに登場


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畑のオリジナルかかしと制作した當山喜邦さん=6日、南城市玉城

 【南城】南城市玉城の玉城小学校近くの畑に幼児から高齢の女性まで洋服を着た15体のリアルなオリジナルかかし集団が並び、地域やドライブ中の人々の目を楽しませている。

 制作したのは市在住の當山喜邦さん(69)。6年前に大分県へ旅行した際にリアルかかしを見て制作を始めた。

 當山さんはもともと洋服職人。定年祝いで職場からもらった工業用ミシンでオリジナルの子ども用タキシードや婦人服などを作り、かかしに着せている。

 当初は作業着を着せていたという。當山さんは「見学する人を喜ばせようと洋服も作り始めた。家族は収穫した野菜を喜んで、見学者も笑顔になるので続けていきたい」と話す。

 夏場は洋服が日焼けするためゴールデンウイークには撤収して、ハロウィーンの時期に再展示する。天気予報を見ながら雨がっぱを着せていて、元同僚でミュージシャンのジョニー宜野湾さんの動画でも紹介されている。動画はhttps://youtu.be/5INi7qVuylcから視聴可能。

(喜納高宏通信員)