辺野古のサンゴが散乱「一時的なもの」 防衛局が市民団体に説明


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切断して採捕されたとみられるハマサンゴ(左端や中央など)=2日、名護市辺野古沖の「長島」北側の海域(ダイビングチーム・レインボー提供)

 名護市辺野古の新基地建設を巡り、ヘリ基地反対協議会の豊島晃司共同代表らは6日、沖縄防衛局を訪れ、新基地建設に伴う自然破壊への抗議と、K8護岸の延伸工事などの中止を求める要請文を手渡した。また、K8護岸近くの海域にハマサンゴ約100体が散乱していたことの経緯などについての説明を求めた。

 沖縄防衛局はハマサンゴが散乱していた件について、3月2日に「K地区」と呼ばれる海域から採取したサンゴの一部を、採取元の近くに一時的に置いていたと説明した。3日に運搬して移植先に固定し、その後「生殖状況に問題ない」とした。また、一時的に置いていたサンゴは16体で、約100体が何を指しているのかは不明とした。

(古川峻)