沖縄出身「いーどぅし」が新譜「僕らの花束」リリース 頑張っている人を応援


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新譜をリリースするいーどぅしのかーなー(右)となみなみ=那覇市泉崎の琉球新報社(又吉康秀撮影)

 沖縄県出身のかーなーと、なみなみによるポップス・デュオ「いーどぅし」が15日に、デジタル配信シングル「僕らの花束」をリリースする。「沖縄統合医療学院」の15周年のタイアップ曲として制作。夢と希望を持って前に進む人への応援歌として、学生生活や友情をテーマに、頑張っている人を明るく前向きな気持ちにさせる楽曲。

 2人は県立芸術大学で琉球古典音楽を学んだ。2018年に上京後、かーなーは関東、なみなみは結婚を機に関西に拠点を移して活動する。楽曲はかーなーが作詞作曲、プロデューサーにBEGINの島袋優を迎え、島袋が編曲を手掛けた。ピアノやエレキギター、コーラスに沖縄統合医療学院の学生も参加した。歌詞は学生から聞いたことを基に、2人の学生生活を振り返りながら制作したという。

 かーなーは「大学や専門学校は、それぞれの志を持った子たちが集まる場所で一生の友達になる。つまずく時もあるが、本当にこれでいいのかと悩んだ時に答えに導いてくれるのは友達との会話だった。応援歌でもあり、友情の曲。目標に向けて頑張っている時に、聴ける曲にしたかった」と語る。

 今後の目標についてなみなみは「いろんなことがあったが、成長した2人の音楽を届けていきたい。私たちのルーツは古典。稽古を重ねて沖縄の文化を届け、私たちの音楽も届けたい」。かーなーは「コロナ禍の緊急事態宣言が明けて沖縄に帰り稽古をした。ここを大事にしないといーどぅしが成長できないと気付いたきっかけがあった。沖縄を想(おも)う曲も作りたい。ようやくライブができそうなので、全国で歌を届けられたらいいな」と笑顔を見せた。
 (田中芳)


 「いーどぅし LIVE2022~Bouqet~」が30日午後6時から北谷町のライブハウスモッズで開かれる。入場料は前売り3500円、当日4千円。未就学児は保護者1人につき1人まで膝上無料。予約はライブハウスモッズ(電話)098(936)5708。