北谷町の砂辺海岸沖の米軍提供区域外で、米空軍嘉手納基地の第18航空団所属ヘリが訓練を実施したことに関し、玉城デニー知事は7日の記者会見で「基地と隣り合わせの生活を余儀なくされている県民の不安も理解していただきたい。周辺住民への影響を最小限としていただくことが必要だ」との見解を示した。
玉城知事によると、県は4日に沖縄防衛局へ事実関係を照会した。同局の回答によると、米側は「救助飛行隊による捜索救助訓練を実施する機体」だとして、地元住民を含めて救助を必要とする場合に対応するためなどと説明したという。訓練を実施した区域が提供水域内か、どうかについて言及はなかった。県は事実関係をさらに同局へ照会している。
(池田哲平)