崩れず耐え、「ホーム」で本領 仲村がアマ逆転V 金秀シニアOPゴルフ第2日


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1番 ティーショットを放つ仲村達也=8日、名護市のかねひで喜瀬カントリークラブ(小川昌宏撮影)

 最終18番。アマチュアのトップに位置していた仲村達也(かねひで喜瀬CC)が「絶対にバーディーを取る」と自らを奮い立たせた。大会が行われるのは自身の「ホーム」のコース。第3打のアプローチでうまく寄せ、狙い通りにバーディーパットを沈めた。栄冠を手にして「何としてもトップに立ちたかった」と笑顔で大会を締めくくった。

 アマの5位で初日を終えた。トップとは2打差で「まだチャンスはある」と信じて2日目に挑んだ。3、4番で連続ボギーをたたくが、続く5番でバーディーを取り、嫌な流れを断ち切った。

 後半は10番でバーディーを決める上々のスタートを切った。11番と12番をパーセーブで耐えたが、14番を池に入れてダブルボギーとなった。「この心の隙がプロとの差」と渋い表情で振り返る。崩れかけたが気持ちを入れ替え、連続パーセーブで持ちこたえて最終ホールにつないだ。

 プロと一緒にラウンドした今大会を「良い緊張感の中で楽しんでゴルフができる」と振り返った。

(野添侑麻)


 ゴルフの国内シニアツアー開幕戦「金秀シニア沖縄オープントーナメント」第2日は8日、名護市のかねひで喜瀬CC(シニア6873ヤード、スーパーシニア6337ヤード、いずれもパー72)で行われた。T・ウィラチャンが通算5アンダーの139で首位に立った。初日58位の県勢の友利勝良(サニクリーン)は、通算13オーバーの66位に後退した。9日に最終ラウンドを行う。2日間で競うアマチュアの部は、県勢の仲村達也(かねひで喜瀬CC)が通算9オーバーで優勝し、上門貞夫(琉球GC)と國吉真史(かねひで喜瀬CC)が1打差の2位となった。スーパーシニアの部は、佐野修一(レイケン)が通算5オーバーで1位、県勢の川上典一(フリー)が通算6オーバーで3位に入った。