首里城周辺の景観や暮らし、観光を両立 沖縄県、首里杜地区整備に三つの基本計画


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焼失前の首里城

 沖縄県は8日までに、首里城周辺のまちづくりに関する基本方針をまとめた「首里杜地区整備基本計画」を決定した。今秋に着工する正殿の復元作業と合わせ、首里城周辺一帯の活性化に向けた取り組みを本格化させる。

 基本計画では、景観の保全や暮らしと観光の両立など三つの方針を基に、38の具体的な取り組みを盛り込んだ。

 2022年度は行政や地域団体、学術機関などで構成する「首里杜まちづくり推進協議会」を設置。必要な取り組みなどについて議論し、各事業の進捗(しんちょく)を可視化し確認する。夏に第1回会合を開く方針。

 県は同日までに、防災管理体制の基本方針をまとめた「首里城公園管理体制構築計画」も策定した。

(当銘千絵)