沖縄県は9日、新たに10歳未満から90歳以上までの1524人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1500人を超えるのは1月15日の1826人以来。8日時点の直近1週間の人口10万人当たりの新規陽性者数は542・04人で、15日連続で全国ワーストとなった。県全体のコロナ専用の病床使用率は42・1%、重症者用の病床使用率は8・3%となった。死亡例は確認されなかった。
1月初旬から3月中旬にかけて那覇市内で11件のクラスターが発生したことを確認し、そのうち7例が保育施設だった。県感染症総務課の城間敦課長は「療養者が増えている。県では食料調達が難しい人に配食サービスをしているが、拡大が続けばサービスが行き届かない状況も想定される。各家庭で食料の備蓄も検討してもらいたい」と話した。 (中村優希)
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