沖縄県疫学統計・解析委員会は22日、先週(14~20日)の新規感染者4504人を基に、1人の感染者から平均何人に感染するかを示す実効再生産数が本島は1・02で宮古は1・10、八重山は0・93となっており、流行は下げ止まったまま推移しているとした。ただ、活動的な20代の感染が増加しているとして「新たな流行の前兆と捉えることも可能」と危機感を示した。
年代別では10代が920人と最多だが、20代が799人で先々週と比べ3割近く増加しているという。高齢者は減少傾向が続いている。
県全体の感染者は今後、送別会や春休みによる移動と合わせて増える可能性が高く、今週(21~27日)の新規感染者は4千~6千人と見込んでいる。
(嘉陽拓也)