ゴルフの国内シニアツアー開幕戦「金秀シニア沖縄オープンゴルフトーナメント」の最終日は9日、名護市のかねひで喜瀬CC(6873ヤード、パー72)で行われ、通算7アンダーの209で塚田好宣(フリー)が初優勝した。県勢の友利勝良(サニクリーン)は、通算19オーバー、235で69位だった。
3アンダーと伸ばす 塚田、逆転で「目標」達成
首位に1打差の2位でスタートした塚田好宣(フリー)が5バーディーとスコアを伸ばし、逆転で初優勝をつかんだ。「シニア優勝は目標だった」と喜びをかみしめた。
同組の手嶋多一(ミズノ)がトップに浮上し、激しく上位を争った。
15番。手嶋がダブルボギーをたたく一方で塚田はパーセーブ。続く16番をバーディーとして、勝利を引き寄せた。
「(手嶋に)ついていただけ」と控えめに話す。
「かねひで喜瀬CCは、難しいコース」と振り返る。吹き付ける風にプレーが左右されたが、逆転優勝を飾ったことで自信をつけた。「もっと勝ちたい」とさらなる活躍に意欲を見せた。
(野添侑麻)
パットの精度に悩む 友利
友利勝良(サニクリーン)は今大会の課題だったパットが奮わず、最終日も七つのボギーをたたいた。最後までパットの精度が上がらず69位で大会を終えた。
前半からつまずき4ボギーを記録した。後半の1番で8メートルのバーディーパットを沈めて調子を取り戻したかに思えた。しかし3番で1メートル弱のパットを外し、そのまま連続ボギー。「グリーンが早くて対応できなかった」と唇をかんだ。
ショットは3日間を通じて安定していた。「腕を大きく振ろう」と心がけたことが生きた。明確な課題が見えただけに「鍛え直して出直す」と挽回を誓った。
(野添侑麻)