泡盛の21年総出荷量、17年連続で前年割れ アルコール離れ、コロナも影響


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 沖縄県酒造組合(佐久本学会長)は13日、2021年の琉球泡盛(アルコール度数30度換算)の総出荷量が前年比8・5%減の1万2648キロリットルだったと発表した。過去最高を記録した2004年以降、17年連続の減少となった。同組合は若年層のアルコール離れや新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外食や観光需要の減少が大きく影響したと分析している。

 出荷先別では県内が同9・4%減の1万63キロリットル。県外が同5・4%減の2530キロリットル。海外は同52・3%増の54キロリットルで、2017年以降最高の輸出数量になった。

 コーヒー泡盛や梅酒など泡盛メーカーが製造する「リキュール」の出荷量は前年比22・7%増の464キロリットルで、過去最高だった18年に次ぐ数量に回復した。国内出荷は22・7%増の341キロリットル。海外出荷は20・8%増の123キロリットルだった。